2016年3月28日月曜日

大津の城と道

以下の城の詳細がある。多くは「近江與地志略」「淡海録」に記載されている。
1)膳所城  近江名所図会にもあり。

2)大津城

3)坂本城

4)宇佐山城  宇佐八幡宮の後ろにある。志賀の城と記載されている。石垣が遺構と
してある。

5)細川城  朽木近く細川町にある。

6)小父母山城(こいもやま) 真野途中線周辺にあった。

7)生津城(なまず)  伊香立にあった。

8)真野城  小野駅の近く

9)堅田城、堅田藩陣屋 陣屋は文政絵図にて分かっている。

10)衣川城  衣川2丁目の公園

11)源満仲館  仰木の辻が下

12)伊庭氏砦  仰木

13)雄琴城  雄琴2丁目

14)山中城  山中町

15)壷笠山城  比叡山山中、壷笠山の山城

16)松本城  本宮2丁目

17)馬場城  馬場1丁目

18)石山城  石山寺近く

19)千町城(せんじょう) 石山団地の南

20)淀城  大石淀町

21)大石館  大石東町

22)関津城(せきのつ)田上関津町にあり

23)田上城(たなかみ) 田上里村にあり

24)森城   田上森町にあり

25)羽栗城  田上羽栗まちにあり

26)中野城  上田上中野町の荒戸神社

27)瀬田城  瀬田唐橋の東側、臨湖庵
 
 
 
大津の道
近江與地志略」にも記載あり。
1)東海道 
鎌倉から江戸時代の初期までに概ね完成。大津、京都間での車石敷設もある。
逢坂には常夜灯含め名残がある。
逢坂関、札の辻、平野神社、義仲寺、膳所城、粟津番所、瀬田唐橋、浄光寺、
野神社跡、一里塚跡碑

2)西近江路(北国道)
最も早く開かれた街道。
札の辻、北国橋、熊野川橋、柳が崎交差点、隣松園前、4つ谷川橋、両社の辻、
比叡辻、高橋川橋、横川道分岐点、天神川橋、堅田駅、小野駅

3)途中越え(龍華越え、若狭街道)
花折峠、葛川かつらかわ谷、朽木谷を経て、今津の保坂へ通じる。

4)伊香立越え
新知恩院、近くに八所神社がある。

5)仰木越え(篠峰越え きさがみね)
京都から北国への間道。
上仰木の道標、「滝壷」鳥居、仰木峠、

6)本坂(表参道)
古事記の「近淡海国の日枝の山に坐し」とある。「大山くい神」が信仰の対象。
日吉大社石鳥居の横から根本中堂まで上る道。
石仏群、花摘堂跡、亀塔、根本中堂

7)雲母坂きらら(西坂)
延暦寺東塔から左京区の修学院までの道。

8)黒谷越え(八瀬越え)
延暦寺西塔から左京区の八瀬に至る道。

9)白鳥越え(青山越え)
穴太から比叡山無動寺の南、青山、壷笠山、白鳥山を経て、左京区修学院に至る道。

10)山中越え(志賀の山越え、今路越え)
滋賀里から志賀峠を越えて、山中町を経て、北白川へ至る道。
この路は「志賀の山越え」といわれた。多くの和歌集に荷詠まれている。
滋賀里駅から八幡神社をへて、百穴古墳、志賀の大仏を通り、崇福寺跡の
近くを通る。よこての地蔵を過ぎると琵琶湖が見え、景観が拡がる。
無動寺道の道標と石燈籠があり、更にまっすぐ進むと西教寺の石物を見て
地獄谷を経て、北白川にはいる。

11)如意越え
三井寺より如意が岳を越えて京都の鹿ケ谷に至る道。
池ノ谷地蔵、間宮神社の鳥居を過ぎ、大文字山道をへて、如意寺楼門の滝を
過ぎて鹿ケ谷へ行く。

12)小関越え
北国町から小関峠を越え、横木1丁目までの4キロほどの間道であり、
古くから京都と北国をむすび逢坂越えと並行している。
また、大津と京都の物資運搬道でもあり、観音巡礼の路ともなった。
長等神社横の小関越え道標を過ぎ、小関峠から普門寺から疎水の横をとおる。

13)牛尾越え
大津の国分から牛尾山を経て、京都山科の小山にいたる道。
元は牛尾観音への参道であった。

14)岩間越え(醍醐越え、巡礼道)
石山寺から岩間寺をへて、醍醐山町の上醍醐寺に至る道。
西国三十三所観音の巡礼道として開かれた。

15)曾束越え
大石曾束より瀬田川を渡って宇治の仁尾に至る道。
今は、曽束大橋を渡り、猿丸神社へ向かえる。

16)宇治田原越え(禅定寺越え)
大石田原町より禅定寺に至る道。古代の大津と奈良を結ぶ重要な道であった。

17)不動道
田上山系の太神山たなかみにある不動寺(堂は懸崖造りで10メートルほどの何本も
の柱に支えられている)への道。
田上枝町から天神川にそって、東へ向う。迎え不動や泣き不動などの途中にある。

0 件のコメント:

コメントを投稿